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リフォーム

見えない落とし穴:壁内結露の被害

掲載日 : 2012-07-10

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リセットp.15_2.jpgシロアリの被害に遭ったと聞いて、床下から壁、屋根裏まで調べたところ、いたるところで木が腐っていました。断熱材にもカビが発生し、土台が柱に食い込み、家は傾いています。わずか築7年でこうなった原因は内部結露。壁内の通気層が不完全だったために引き起こされた被害です。

リセットp.15_3.jpg写真は築15年の住宅です。暖房器具を新しくしても耐えきれないほど寒いと聞いて、断熱材に問題があるのでは?と壁内を調べたところ、グラスウールは湿気を含んで縮み、壁の下に溜まってました。特に筋交いまわりは、断熱材をカットして入れるため、施行には細心の注意が必要です。

リセットp.15_4.jpg築10年の住宅で、外壁が欠けたり剥がれたりしてるところが何ヶ所かありました。壁を剥がしてみたところ、内側が腐っていました。これは壁内が完全に密閉されていたために湿気がこもり、その湿気が壁の内部だけでなく外壁にまで影響を及ぼした結果です。

リセットp.15_5.jpg外壁が傷んでいると聞いて調べたところ、原因は外壁にではなく、壁内にありました。高気密住宅にもかかわらず壁内に通気層がとられなかったために内部結露が生じ、それが外壁や骨組みにまで影響を及ぼしていたのです。実際、1階の柱は何本か腐食が進んでいました。


■壁内結露のメカニズム

【Before】リセットp.16_1.jpg結露は、室内の暖気と屋外の冷気がぶつかる壁内で発生します。壁内に通気層がとられていない場合は湿気の逃げ道がないため、こもって断熱材を湿らせます。すると断熱性能は低下し、さらにカビや腐朽菌を繁殖させて木を腐らせます。

【After】リセットp.16_2.jpg湿気に強い断熱材をすき間なく充填して暖気と冷気がぶつかり合うのを防ぎ、結露の発生を阻止します。さらに空気がこもらないように外壁の内側に通気層を確保して躯体の劣化を抑え、床にも同様に断熱材を敷き詰めるなどの対策が必要です。

この記事に掲載されたタグ : グラスウール 内部 壁内 外壁 断熱材 湿気 結露 腐朽菌 腐食 通気
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